2016年9月11日、羽越本線へE655系のお召し列車を撮影しに行きました。
送り込み回送を撮影してから本運転までは6時間程あるので、ロケハンしてみました。
スッキリと晴れ渡ってくれて、鳥海山もクッキリと見えていたので、昔、鳥海山バックで撮影したことのある場所へ向かいました。
ここであれば、午後には順光になるので、文句無しのシチュエーションです。
沿線には多くの人が駆けつけていましたが、この一帯は、山、海、田畑とあらゆるシチュエーションに事欠かすことがなく、どこでも名撮影地になるため、あちらこちらに人が分散して、ノンビリとした雰囲気でした。
しかしながら、鳥海山の山頂付近に雲が出始めると、徐々に雲は広がり、終には中腹まで雲で隠れるようになってしまいました。
さらに雲は広がり、西側の空にまで進出してしまいました。
さらに、皆さん線路から離れた位置にスタンバイしていたのですが、更に離れるように、警察の方から指導されてしまい、全体的に移動せざるを得ませんでした。
この頃には、鳥海山は完全に雲に隠れてしまったので、多少移動しても大勢に影響なかったのですが、広角で狙う羽目になり、先頭から3両目の特別車両までの何処かに架線柱を入れなければならなくなってしまいました。
オマケに、列車通過直前に、シャッター切り位置の奥にドンピシャで車が停車してしまい万事休す…。本来の位置より手前で切らざるを得なくなってしまいました…。
そのような中、遠くに鋭い光が見えてきました。
とても速い速度でお召し列車はやって来ました。
ちょっと不本意な位置でシャッターを切りました。
そして、直ぐにカメラを振って、今度は特別車両の真ん中の窓を狙います。
そこには我々の期待通り、陛下のお姿が!
後から色々な方々の写真を拝見すると、どのような場面でも両陛下はお立ちになられていました。
恐らく、御乗車中は、お立ちになられたままだったのでしょう。
せめて、お座りになれるように椅子を配置する配慮が必要かと思った次第です。
それにしても、それに期待してしまう我々も悪いですね…。
今回は、鼠ヶ関での式典後、直ぐに戻って来るスジだったので、復路の撮影地に直ぐに移動しました。
ところが、考えていた場所は、立入禁止や工事中で別の場所へ移動する羽目になってしまいました。
往路で田んぼの中を撮影したので、違うシチュエーションで狙いたかったので、普段であれば撮らないようなアングルで狙ってみました。
特別車両を見ると、皇后さまのお姿が。 こんな所にいる我々にも気付いてくれました。
いつものことですが、いろいろと規制が多いのが、お召し列車撮影です。
しかしながら、その特別な雰囲気の中での撮影は、緊張感と共に達成感も格別なものです。
やっぱり、頑張って遠征した甲斐がありました。
また、近いうちにお召し列車の運転があることに期待しております!